ととのう身体、
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こんにちは。おおいそ鍼灸治療院です。
今日の経穴3回目。本日は背中でよく使われる経穴を。
『天宗』(てんそう)
✓重要:★★★
✓意味:天は身体の上部、宗は「集まる」→人体の上部で気血の集まる所
✓場所:肩甲骨の真ん中。少し凹みのある所
✓効能:肩の痛み、肩こり、乳腺炎、母乳が出づらい、等
✓解説:肩周りの疾患にはよく使われます。押すとかなり痛く響きやすい所なので分かりやすいかもしれません。マッサージ治療でもよく押す所です。
乳腺炎や母乳が出づらい、などについて、鍼灸では表の疾患を裏で取る(例えばお腹の疾患を背中で治療する)、とか左の疾患を右の同じ場所に治療するとか、上部の疾患を足の方にとる、など(巨刺とか遠道刺とか言ったりします)治療の中にはちょいちょい出てきます。天宗の場合も位置的に乳房とは表裏の関係にありますのでこういった症状によく使われるのです。
私自身は鍼ではなく、お灸をよく用いる所です。
台座の灸でご自宅でもできますので、このような症状があれば試して頂きたいとは思いますが、熱くなるまでやるのはやり過ぎですので、くれぐれもご注意下さい。