ととのう身体、
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こんにちは。おおいそ鍼灸治療院です。
今日の経穴6回目。本日は背中。
『膈兪』(かくゆ)
✓重要:★★★★
✓意味:横隔膜が接している所で、兪は通過するという意味。ここでは経絡が通過。
✓場所:両方の肩甲骨の一番下を結んだ線上。背骨から3cm程外側にある。
✓効能:血の病全般、心痛、動悸、気管支炎、しゃっくり、胃炎、等
✓解説:病には大きく、気の病と血(けつ)の病とに分けられます。気の病は形のないもの。
分かりやすいのがうつなど精神的な疾患。対して血の病は形となってしまった
もの。東洋医学では気が集まって血となる、と考えます。肩こりのコリなども血の病
の一種です。なので、血の病となるとかなりの疾患がここには入ります。
「〜兪」と兪の付くツボは背部に色々ありますが、膈兪はその中でも上記の理由から
使用頻度はかなり高いので★4つとしました。
鍼よりお灸が合っています。お灸は「血を動かし」ますので。
また、バネ指(弾発指)にも膈兪を使います。離れていますが、バネ指も形となって
しまった「血の病」ということです。