ととのう身体、
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こんにちは。おおいそ鍼灸治療院です。
さて、今日の経穴12回目。本日はお腹。
『関元』(かんげん)
✓重要:★★★★
✓意味:陰陽が和合するための門戸で、古典には「元陰元陽が交差するところ」とある。
✓場所:ヘソから4横指(7〜9cm)真下。
✓効能:遺尿、尿閉、性機能減退、前立腺炎、帯下の異常、月経不順、無月経、不妊、腹痛、等。
✓解説:経絡治療の治療終了時にはほぼ使うのと、経絡治療でなくても強壮保健や疾病予防にも
よく用いられることから★4つです。よく「臍下丹田に力を入れて…」などと言ったり
しますが、ここのことです。
三陰交は3つの経絡が交わるところ、ということで作用も強い穴ですが、関元穴は
肝経、腎経、脾経の3つの経絡が通る場所に加えて、身体の前面、真ん中を通る任脈と
呼ばれる経絡に属しており、任脈自体が五臓との関わりが強いため、その治療範囲は
広く、効力も強く、非常に重要な穴と言われています。
また、関元穴は、男性は精を貯蔵し、女性は血を蓄積するところ、であり、
男女の生殖、泌尿器関係の病変は肝、腎、脾の3つの臓が深く関与しているため、
これらの病症の治療に関元穴は外せない大切な穴でもあります。