ととのう身体、
うごける喜び。
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こんにちは。おおいそ鍼灸治療院です。
ようやく朝晩は涼しくなってきましたね。
年々暑さが凶暴化してる気がします。
さて、今日の経穴。
本日は足。
『委中』(いちゅう)
✓重要:★★★
✓意味:膝を委折(折り曲げる)・委曲(曲げる)して本穴を取るため、委中と名付けられた
✓場所:膝の真裏
✓効能:腰痛、背部痛、坐骨神経痛、下肢麻痺、中風の後遺症、等
✓解説:膝の裏にあるツボですが、腰痛などの場合に非常によく使います。
腰の痛みがある時などにこの委中を押すと硬くなっている場合が多く、
そのため指圧をしている時にもここを押したりもします。
場所ですが、膝の真裏、膝を曲げるとできる横紋上(しわ)の真ん中、
とはなっているのですが、実際に反応(痛みが出る場所)が出るのは
それより少しだけ外側で、ちょっと足の方へ寄った所に出ることも
多いです。筋肉的な作用から言うと、腰痛を起こしている場合大腿部の
後ろの筋肉(ハムストリングス)が硬いことが多々あり、ハムストリングス
が硬いと骨盤の動きが悪くなり、腰に負担がかかり腰痛を起こす、という
流れになりますので、ハムストリングスの付け根付近のこの委中を指圧することで
筋肉を緩められますし、東洋医学の観点から言えば身体の頭から足先までの後部を
流れる経絡の支脈(経絡の枝分かれしたもの)がこの委中で交わるのでツボとして
効果が高い場所ということになります。