ととのう身体、
うごける喜び。
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こんにちは。おおいそ鍼灸治療院です。
「不眠」四回目。最後は鍼灸治療についてです。
鍼や灸で人を治療する時に気を付けなければならないことは沢山ありますが、この不眠症というのもよくよく気を付けて治療しなければならい病証です。
というのも、不眠症というのは東洋医学で言うと気の病の代表格みたいなもので、気というのはよく動くので例えばちょっと治療の量が多いだけで余計に眠れなくなったりしてしまいます。
かなり敏感な病証ということです。
鍼に慣れた人であれば通常通りの鍼で治療しますが、鍼が初めてという人や身体の状態次第で、先の尖っていないテイ鍼と呼ばれるもので治療をします。
踵に「失眠」という不眠症によく使われるツボがありますが、これも万能というわけではなく、場合によって使ったりで、他にも前に出てきた「陽虚」の場合だったら背骨に沿って督脈(別名:陽の海)という経絡が流れているのでそこへお灸をしたりします。
不眠症は特に身体の上下のバランス(陰陽のバランス)が崩れていることが多いので、身体全体の気の流れを意識しながら治療を進めていくことになります。