ととのう身体、
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こんにちは。おおいそ鍼灸治療院です。
便秘二回目。
便秘のタイプを簡単に3つに分けてみると、
①ウサギの糞みたいにコロコロ(デリケート腸タイプ)
ストレスを感じやすい人に多く、便秘と下痢を繰り返す人もいます。ストレスから自律神経が崩れ、腸が痙攣を起こしてしまうタイプで、便が痙攣によって粉々になって出にくくなります。
②便が太く硬くなかなか便意を感じない(無反応腸タイプ)
便意が起きても、時間がないとか外では恥ずかしいから等、つい我慢してしまう人に多いタイプ。排便のリズムが乱れ、腸の反応が鈍くなり、便が溜まっているのに便意を催さなくなってしまうこともあります。
③排便しても充分出し切れずに、カチカチの便が出る(怠け腸タイプ)
運動不足で腹筋の弱い人に多く、腸の筋肉が衰えているため便を押し出すパワーが落ち、腸全体に便が溜まってしまう。更に便が溜まっている間に水分がどんどん吸収され硬く排出しにくくなってしまい、悪循環に陥ってしまう。
いかがでしょうか?
特に女性は③に該当する方が多いかもしれません。しっかり食べて適度な運動をすることが便秘の一番の改善法とは思いますが、①や②のようにストレスや周りの環境も影響することがあるのでなかなか難しいところではあるかと思います。
もしご自宅でお灸をやっている方や、やれる環境にある方でしたら『太白』(たいはく)というツボへの施灸がお勧めです。足の母指側で、足の甲と足底の中間、内側の骨の出っ張りからアキレス腱方向に2cmくらい進んだ所にあります。1日3~5壮(そう)くらいやるのが良いかと思います。
また、単純に経絡への刺激というやり方もあるのでちょっとご紹介します。両方の手のひらを上に向けて、小指側で両手をくっつける。くっつけた状態でゴシゴシとこすり合わせる。これだけです。小指の外側には「手の太陽小腸経」という経絡が通っていて、その名の通り(手から始まって)小腸にまで行っています。その経絡上を刺激することで便通を促す、ということになりますが、… 効果の程は正直分かりません。こういうやり方があるということを昔チラッと習っただけです。
経絡で考えて仮に小腸経に問題があっての便秘であれば効果もあるかもしれませんが、それだけではない場合の方が多いので、「おまじない」くらいに考えてみて、テレビを見ながらでもやってみると良いかもしれません。