ととのう身体、
うごける喜び。
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こんにちわ。おおいそ鍼灸治療院です。久しぶりのコラムになりますが、
何回かに分けて、むくみについて書いてみます。
むくみ、特に女性ではこの症状にお悩みの方は多いかと思います。朝、顔が腫れぼったいとか、夕方になると靴が窮屈になったり…なぜこのようなことが起こるのでしょうか?
まず、人の体は60%が水分で、例えば50kgの人であれば30kg(30リットル)が水分ということになります。この30リットルの2/3、つまり20リットルは細胞の中に存在しており(細胞内液)、残りの1/3の10リットルが細胞の外に存在しています(細胞外液)。
どんどん細かくなりますが、この細胞外液の内、1/4は血液として血管の中を流れ、残りの3/4は血管の外で、細胞と細胞の間に存在しています(細胞間液)。むくみというのはこの細胞間液が異常に増加してしまっている状態のことを言います。
ではなぜむくみが起きるのか。
心臓から出た大動脈はだんだん枝分かれして、先端の方では毛細血管と呼ばれる細い血管となって体中の細胞に酸素や栄養素を送り続けています。この毛細血管にも血圧はかかっているので、血管の中の水分が外ににじみ出ようとします。しかしこれとは反対に血管の中には沢山のタンパク質があり、浸透圧の作用によって水分を血管の中にとどめようと働いています。健康な場合にはこの両方の力が等しいため、むくみは起こりません。逆にこのバランスが崩れるとむくみが現れることになります。毛細血管の血圧が上昇する場合や血管の中のタンパク質の濃度が低下する場合、毛細血管がタンパク質や水分を通しやすくなった場合、などいろいろなパターンがあります。