ととのう身体、
うごける喜び。
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こんにちは。おおいそ鍼灸治療院です。
さて、本日より「今日の経穴」なるものを始めていきたいと思います。
ツボのご紹介です。
全てのツボ(穴)を載せる予定はありませんが、よく使われるものや重要な穴をご紹介していきたいと思います。
気になるところがあったら指で押してみるなり自宅でお灸をやってみたりも良いかと。
尚、重要度は最大★5つとしますが、全くの独断です。
それでは早速。
『太淵』(たいえん)
✓重要:★★★★★
✓意味:太は大きい、淵は深い、の意
✓場所:手のひらを上に向けて、手首にできる横のシワの一番外側(親指側)、動脈の拍動が感じられる所
✓効能:咳嗽、失声症、感冒、気管支炎、狭心症、頭痛、歯痛、悪寒発熱、熱病で汗が出ない、乳腺炎、げっぷ、遺尿、消渴、等
✓解説:非常に重要な穴。ツボ自体が持つ効能に加え、経絡治療で行なう本治法(生命力の強化を目的とした、経絡治療の柱となるもの)で使われる主要な7穴のうちの1つでもあるので、身体への影響が非常に強い穴となります。
基本的には呼吸器系疾患によく用いられますが、血液循環の異常(高血圧症など)にも使われたりします。
ただ、この穴は「気」が多く集まる場所でもあるので、長く押したりグリグリやったりすると敏感体質の人は気持ちが悪くなったりもしてしまうので注意が必要です。
まあ、押しても全然気持ちのよい場所ではないのですが。ちなみに、効能の最後の消渴とは現代でいう糖尿病のことです。