ととのう身体、
うごける喜び。
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こんにちは。おおいそ鍼灸治療院です。
前回投稿した「今日の経穴」で耳鳴りが出てきたので
今日は少し耳鳴りについて書いていこうと思います。
耳鳴りを大別すると
・非振動性耳鳴り
神経の異常興奮によるもので、本人にしか聞こえない(自覚的耳鳴り)。
腫瘍や動脈瘤、血管壁の硬化などによって神経が圧迫されたり、
薬や乏血(局所における貧血のこと)などが影響することもあります。
持続性の耳鳴りとも言われ、例えばセミの鳴く声、モーター音、波の音
など、音の鳴る感じはかなり幅広く表現されます。
・振動性耳鳴り
筋肉の痙攣や血管の拍動によるもので、検査する側にも聞こえる(他覚的)。
筋性のものは、ポコポコ、パチパチ、カチカチなどの断続的な音。
血管性のものは、血液の渦流によって生じる拍動的な音が聞こえます。
耳鳴りは外耳、中耳、内耳のどこで障害が起きても発症しますが、
特に多いのが内耳の疾患です。代表的なものは内耳炎、メニエール病、
老人性難聴や職業性の難聴もこれに含まれます。
治療については、とにかく早期に治療をすること。
特に耳鳴りは発症してからすぐに治療を開始しないと非常に治りづらく
なってしまいます。これは西洋医学の方でも同じではないかと思います。
当院では経絡治療で耳鳴りに対応していますが、
治療では前回出てきた、手の経絡の一つである三焦経、これをうまく
使いながら進めていくことになります。