ととのう身体、
うごける喜び。
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こんにちは。おおいそ鍼灸治療院です。
さて今日の経穴は頚。
『大椎』(だいつい)
✓重要:★★★
✓意味:第7頚椎は周囲の椎体より飛び出していて、大きく触れることから。
✓場所:第7頚椎の真下
✓効能:発熱悪寒、頭頸部のこわばり痛み、感冒、痔、精神疾患、等
✓解説:関元穴は身体の前面で、任脈という経絡上にありましたが、大椎穴は身体の
真後ろを流れる督脈(とくみゃく)という経絡上にあります。任脈は陰の海、
督脈は陽の海とも言われます。陽なのでその特長として動きやすい、上昇、発散、
などの性質がありますが、風邪(かぜ、感冒)の引き始めはまず陽に属する経絡
から変動が起こります。外邪(かぜの元となるもの)はまずそこから身体の中へ
入っていくからです。そして、この大椎という場所は督脈に属する上、手足の
陽の経絡が全て通過する場所でもあります。なので効能としても悪寒発熱などの
カゼの症状に対してよく使われることになります。
痔、精神疾患などの病症についてはこの督脈の流れが頭部まで伸びて脳へ連なっていること、
下は尾骨の下の方までいっていることから効能としてもありますが、
余談ですが、痔に関しては以前に出てきた頭のてっぺん「百会」というツボを
使って治療することの方が多いです。。痔だからといって患部を直接治療するということは
ないのでご安心下さい。