ととのう身体、
うごける喜び。
03-6805-6778
営業日程のご案内、鍼灸に関するコラムなど。
こんにちは。おおいそ鍼灸治療院です。
三回に分けて不眠について書いていきたいと思います。
睡眠の質については問診で必ず聞いていますが、その時に意外と多いのが「昼間眠い」。
昼間眠いのは、特に若い人では単純に睡眠不足が原因と思われることが多いです。
床についても眠れない「不眠」に対し、床にいる時間が短く睡眠が足りないのはただの睡眠不足です。
寝ましょう、としか言えません。
ただ、東洋医学の観点から言えば、「昼間眠い」のは「陽虚」と呼ばれる状態であることもあります。
人体を陰と陽に分ければ、外は陽、内は陰であり、虚というのは気や血が足りてない状態。
なので、陽虚になると身体の外側が冷えたり、気は身体の表面のバリアーとしての働きもありますので、風邪を引き易くなったりします。
疲れやすく汗が出やすいのも陽虚の特徴です。
今はテレワークで仕事の在り方も変わってきているかもしれませんが、仕事等でどうしても十分な睡眠が取れない人もいるでしょう。
そういう人は仕方ないですが、中には短い睡眠時間で済んでしまう人もいます。俗に言う「8時間」に実は根拠はありません。
一応、生活習慣病のリスクが少なく、健康に過ごせる睡眠時間は6~8時間と言われていますが、適切な睡眠時間というのは個人差があります。
個人差が生まれる原因として、主に時計遺伝子と言われるものが影響しており、この時計遺伝子、10数種類あるとも言われているそうです。
睡眠時間が短くても良い人というのは、特有の時計遺伝子を持っているそうで、遺伝子によって個人の適切な睡眠時間が異なるために、結局はご自分でベストな睡眠時間を見つける必要が出てきます。
ショートスリーパーという言葉は聞いたことあると思いますが、時間で言うと6時間未満で満足出来る人。
一般に外交的で明るい性格、くよくよ悩まず、実業家に多いとされています。
反対に9時間以上眠らないとスッキリしない、これはロングスリーパータイプで、内向的でストレスを溜めやすい人、芸術家に多い。
脳神経を酷使して脳の疲労度を溜めやすいため、それを克服するために長い時間が必要になるのだそうです。