ととのう身体、
うごける喜び。
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こんにちは。おおいそ鍼灸治療院です。
朝晩は少し肌寒くなってきました。季節の変わり目、カゼを引かないよう注意したいところです。
さて、爪について、前回書けなかった残りを書いていきます。
爪の形や質の変化についての続きです。
②薄くなって凹んでいる場合
爪が薄くなり、先端に近い部分が陥没したり爪全体がスプーン状に凹んだりすることがあります。これを「さじ状爪」と言い、「鉄欠乏性貧血」の特徴的な症状として知られています。鉄欠乏性貧血は他にも身体のだるさや疲れ、めまいなど色々な症状がありますが、子宮筋腫や腫瘍などの疾患が隠れていることもありますので注意が必要です。
この他、「慢性胃腸炎」「ビタミン欠乏症」「強皮症」などでもさじ状爪となることがあります。爪の栄養障害により爪が薄くなるため、外側から圧迫されることによって凹むのではないかと考えられています。
③横に線が入っている場合
爪に横線状の溝ができる変化を「爪甲横溝」といいます。溝は一本のこともあれば、数本並んでいることもあります。この変化は、「猩紅熱や腸チフスなどの急性熱性疾患」のほか、「慢性腎不全」「糖尿病」「痛風」などの悪化時にも出現すると言われています。これらの病気によって爪母が障害されると、その時に作られた爪甲に溝ができることになります。
以上が爪の形や質の変化についてでした。